3/19NVIDIA最新テクノロジー『NVIDIA RTX』を発表
NVIDIAがゲーム向けの最新技術
リアルタイムレイトレーシング技術『NVIDIA RTX Technology』を発表しました。
詳細は『4Gamer.net』さんの記事をご覧ください。
http://www.4gamer.net/games/032/G003263/20180320008/
今回は簡単にどのようなものなのか一般人でもわかるよう解説していこうと思います。
リアルタイムレイトレーシングとは
これは光に関するプログラムで、正確な光の描写を行う技術です。ゲームなどではあらかじめ特定の視点にいる場合の光の効果(影の向き、大きさなど)は、背景の一部として初めから画像に組み込まれていました。(正確には上乗せ)
しかし、この最新技術により、ゲームでも、採用されるため、
ゲームでもよりリアルな映像をたのしめるようになります。
今までのゲームは
あらかじめ作成された影の情報(シャドウマッピング)などの
読み込みを行っていましたが
最新技術を採用したゲームは
現在進行形(リアルタイム)で影など光の誇張を作成する技術です。
『NVIDIA RTX Technology』は
同日に発表された
Microsoft社製の『DirectX Raytracing』と
連携して動作するものです。
あくまで
NVIDIA RTXはDirectXの補助です
現在のゲームへの影響
現在発売されているゲームでは、ゲーム販売元が変更すれば対応可能ではありますが、PS4では、現在可能性は薄いです。
なぜならPS4はNVIDIA製ではなく、ライバルのAMD(アーマード)製のGPU及びCPUを使用しています。それだけなら新型PSで変えればいいじゃないかと思うかもしれませんが、OSにMicrosoftが入っていないのが痛手です。
XBOXやPC向け?
XBOXにはNVIDIA製のGPUが採用されており、OSにMicrosoftが入っています。
過去の記事で説明しましたが、XBOXはパソコン同様のOSとゲーム用のOSが組み込まれています。
ならCS機ではうすいのか?
XBOXであればMicrosoftOSがあるので
今回発表されたMicrosoft社製の『DirectX Raytracing』も動作可能です。
GPUもNVIDIA製です。
PS(SONY)もプログラムを導入すれば問題ないはずです。
PS4開発者は過去に『DirectXは入れようと思えば入れれるが必要性を検討中』と話していたそうです。
この技術が採用されたゲームの発売は、H30年8月にゲームでの用途の説明があるので、
AMDやSONY(PS)がそれ以上の技術または、違う技術を開発すれば話は変わります。
現在
この技術を使用できるのは今後発売されるGPUだけ!!
以前発表され発売されたGPU『TitanV』は『Volta世代』と言われています。
この『Volta世代』でのみ最新技術を使用することができます。
Voltaとはプログラムなどではなく、GPU本体の数値演算アクセラレータのスペックのことを示します。簡単に言うと同時進行で処理を行えるのかどうかということ。
Voltaはそれが搭載されており従来のGPUの9倍の処理速度を持ちます。
技術者向け機能です。AIの演算などで使用されます。ゲームでの用途は発表されていませんでした。
主に今後採用されるものではPC向けゲームのみで、NVIDIA製のGPUを搭載しているCS機が出たら対応されるでしょう。
なぜこのような技術を出したのか?
あくまで考察ですが、現状1070以上のGPUでゲーム動作は何ら問題ありません。
十分すぎるスペックです。
しかし、NVIDIAも会社ですので、最新のものを売らなければならない。
またはMicrosoft製のCS機『XBOX』の戦略かもしれまえん。
いずれにしても、PS4はおそらく8月を基準に新機種を発売せざる負えなくなりました。
現在のPS4はPCスペックに置き換えると、Intel 初期のiシリーズ並みのCPUスペックで
GPUは660Ti相当と言われています。
新たなゲームの対応はかなり厳しい現状です。
現在のPS4のスペックではもしPUBGを稼働できてもFPS値が20~30になるというわけです。